【書評】『影響力の武器:なぜ、人は動かされるのか』 ロバート・B・チャルディーニ

自分と他人に行動に影響力を与える種々の原理について

 

●返報性の原理

・非常に強い力を持っている

・望みをしない厚意を受けたときにも適用される

・不公平な交換を助長する効果がある

●一貫性とコミットメント

・人は自分の言葉、言動に一貫性を持とうとする

・自分の意見、立場を一旦明確にしてしまうと、それに抗うことが難しくなる

●社会的証明

・人は他人を模倣しようとする傾向がある

・状況が不確実なとき、自分に類似しているときに強い作用を持つ

●好意

・人は好意を持っている人に対してイエスをいう傾向にある

・身体的魅力が想像以上に有利に働く

・単純接触効果が効果を持つ

●権威

・権威からの要求には従ってしまう傾向がある

・肩書き、服装、自動車といったシンボルに権威を感じてしまう

●希少性

・機会を失いかけると、その機会をより貴重に感じてしまう

・新たに希少になったとき、人と競争しているときにより希少性の影響力が高まる

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自分/他人、社会にどのような影響力の原理が働いているのか知りたい、応用したい、その影響力から防衛したい、という方にオススメ