書評『ハーバード・ビジネス・レビュー ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書』

●戦略の本質

顧客に高い価値を提供し、低いコストを実現する

3種類の戦略ポジショニング

1.バラエティベースポジショニング

2.ニーズベースポジショニング

3.アクセスベースポジショニング

●5つの競争要因

既存企業同士の競争

買い手の交渉力

代替品や代替サービスの脅威

サプライヤーの交渉力

新規参入者の脅威

●ビジョナリーカンパニーへの道

どうしても達成させたいというBHAGを設定する

BHAG=Big, Hairy, Audacious, Goal

(企業目的とは別)

●ビジネスモデル・イノベーションの原則

ビジネスモデルの4つの要素

1.顧客価値の提供

2.利益方程式

収益モデル(価格×売上数) コスト構造 利益率モデル 資源回転率

3.カギとなる経営資源

4.カギとなるプロセス

●ブルーオーシャン戦略

・レッドオーシャン戦略

既存市場内で競争する/競争相手を打ち負かす/既存重要を取り込む/買い手にとっての価値とコストは相反する関係/差別化か低コスト化のいずれかを選び、最適な形で事業活動に結びつける

・ブルーオーシャン戦略

競争相手のいない市場空間を作り出す/競争と無縁になる/新規需要を創出し、これを物にする/買い手にとっての価値とコスト削減は両立できる/差別化と低コスト化の両方を最適な形で事業活動に結びつける

●戦略実行力の本質

経営陣が社員の行動に影響を及ぼすうえで欠かせない基本要素を特定

・意思決定の権限を具体化する

・情報の流れを改善する

・適切に動機付ける

・組織構造を再設計する

●ストラテジック・プリンシパル

ミッションステートメントは目標を示したものであるが、ストラテジック・プリンシパルは行動の指針を示したもの。

1.経営資源をどの事業に傾けるかを決める指針となる

2.一つひとつの行動が適切なものかどうかを判断するための基準となる

3.方向性を示したうえで自由なチャレンジを認める

●戦略と業績を乖離させいない7つの法則

1.単純かつ明確な目的

2.仮説を検証する

3.フレームワークを共有する

4.資源配分の初期設定

5.優先事項を明確にする

6.業績を継続的に監視する

7.実行力の醸成とインセンティブ

●意思決定のRAPIDモデル

R:recommend

A:agree

P:perform

I:input

D:decide

 

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ビジネスにおける戦略を勉強したい方にオススメ

書評『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』 武田友紀

繊細さん→感じる力が強い

自分の外側にあるもの、自分の内側で起きていること、両方ともよく感じ取ることができる

自分の本音をどれだけ大切にできるかが勝負

仕事の取りかかりが遅いのはベストを考えてしまうから、『とりあえず』動いてみる

 

・繊細さんがより良く生きていくために

5感を刺激するものを避ける

相手が、わからないことをわかることが大切

相手を助けるのが早い傾向にあるので、ぐっと我慢する

マルチタスクをこなそうとせずに、一つ一つやっていくことを心がける

機嫌が悪い人からはなるべく距離を取る

 

繊細さんに共通する5つの力

感じる力、考える力、味わう力、良心の力、直感の力

 

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自分は、繊細さんかも、と思う人にオススメの本