Octreotide for malignant bowel obstruction: twenty years after
Crit Rev Oncol Hematol. 2012; 83: 388-92 PMID:22277783
15のRCTや観察研究のシステマチックレビュー
Malignant bowel obstructionに対するOctretideは60-90%で効果を認めた。
【書評】『「本の読み方」で人生が思い通りになる 読書革命』 金川顕教
読書を通じて「思考の軸」を鍛える。
「思考の軸」とは物事を判断する際の基準。
4step読書法
①予測読み：カバー・帯などで予測する
②断捨離読み：一通りめくり、マーキング
③記者読み：マーキングしたところを、なぜ筆者はそのように考えるのか、自分はどう考えるのかを深く考える
④要約読み：アウトプットを意識して、筆者が伝えたいことをまとめながら全体像をつかむ
能動的な読書を行い、アウトプットが大切。
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読書に対する考え方、読書の方法を学びたい人にオススメ。
Omecamtiv MecarbilのHFrEFへの効果
Cardiac Myosin Activation with Omecamtiv Mecarbil in Systolic Heart Failure
N Eng J Med. 2021; 384: 105-116 PMID:33185990
P：EF35%以下のHFrEF (NT-pro)BNP上昇
I：Omecamitiv Mecarbil
C：placebo
O：心不全イベント＋心血管死
新規経口強心薬のOmecamtiv MecarbilのHErEFへの効果を調べたRCT。心不全イベント＋心血管死の有意な抑制を認めた。
Swyer-James-Macleod syndrome
Medicine(Baltimore). 2019; 98: e14269 PMID: 30732141
Respir Care. 2014; 59: e51-4 PMID:24026189
1953年にSwyerとJames、1954年にMacleodが報告。
片側の肺の透過性亢進。
幼少時の呼吸器感染の関与が示唆されている。
症状は、慢性咳嗽、労作時呼吸困難、喘鳴、血痰、胸痛など。
呼吸不全を呈したCOPDの方のPEの有病率
Prevalence of Pulmonary Embolism Among Patients With COPD Hospitalized With Acutely Worsening Respiratory Symptoms
JAMA. 2021; 325: 59-68 PMID:33399840
COPDの方が呼吸不全で入院した時に、PEの有病率がどれぐらいあるかを調べたcross-sectional study、フランスの7施設で行われた。
740人のうち、48時間以内に、44人にPEが検出された。
安定狭心症に対する侵襲的治療は有用か？
Initial Invasive or Conservative Strategy for Stable Coronary Disease
N Eng J Med. 2020; 382: 1395-1407 PMID:32227755
P：安定狭心症 中等度以上の虚血
I：薬物治療のみ
C：薬物治療＋血行再建
O：心血管死＋MI＋不安定狭心症/心不全/蘇生された心停止による入院
中等度以上の虚血が証明された安定狭心症に対して侵襲的治療が有用かどうかを調べたRCT。primary outcomeは有意な差は認められなかった。
SHIFT試験
Ivabradine and outcomes in chronic heart failure (SHIFT): a randomised placebo-controlled study
Lancet. 2010; 375: 875-85 PMID:20801500
P：HR70以上 SR EF35%以下
I：Ivabradine
C：placebo
O：心血管死亡＋心不全増悪での入院
心不全に対するivabradineの効果を調べたRCT。心血管死亡＋心不全増悪での入院の複合アウトカムでは有意に抑制が認められた。特に、心不全増悪での入院が有意に低下した。
心不全増悪時のβ-bolckerをどうするか
Beta-blocker continuation Vs. interruption in patients with congestive heart failure hospitalized for a decompensation episode
Our Heart J. 2009; 30: 2186-92 PMID:19717851
P：HFrEF β-blocer内服 心不全増悪で入院
I：β-blocker継続
C：β-blocker中止
O：3日目での症状
心不全増悪時にβ-blockerを継続すべきかどうかを研究したRCT。症状の有意な差は認めなかった。また、3ヶ月後のβ-blockerの内服は継続した群が有意に多かった。
PARADIGM-HF ARNI vs ACEI
Angiotensin-neprilysin inhibi- tion versus enalapril in heart failure
N Eng J Med. 2014; 371: 993-1004 PMID:25176015
P：HFrEF NYHAⅡ以上
I：ARNI
C：ACEI
O：心血管死＋心不全入院
HFrEFにおけるARNIとACEIを比較したRCT。
ARNI群で心血管死、心不全入院共に有意に抑制された。総死亡もARNI群で有意に少なかった。
ARDSにおける酸素療法について
Conservative Oxygen Therapy during Mechanical Ventilation in the ICU
N Eng J Med. 2020; 382: 989-998 PMID:32160661
P：12時間以内に挿管されたARDS
I：PaO2 55-70mmHg (conservative群)
C：PaO2 90-105mmHg (liberal群)
O：28日死亡率
28日死亡率に有意な差は認めなかった
90日死亡率はconservative群で有意に高かった
Conservative群でのみ腸管虚血が見られた(5/99)